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インドネシア通信 『春節』の巻

                                         神谷 典明

本日、2月18日はいわゆるシナ正月です。
中国本土13億人、台湾2300万人、そして全世界に散らばる華人
総勢役3300万人、・・・合計13億5千万人の中国人が元旦として、祝う春節です。

インドネシアに住む700万人以上の華人にとっても、
正にお正月です。
スハルト圧制時代はおおぴらに祝えず、
家の中でこっそり家族揃って、食事をするぐらいが精一杯でしたが、
民主化の波に乗って華人の力を、国家国民に知らしめた今、
ホテルでもスーパーモールでも大きく祝いの言葉が
赤い飾りと一緒に堂々と飾られております。(しかも漢字で)

曰く・・・ 『Gong(恭)  Xi(喜)  Fa(発)  Cai(財)』

飾りには春を表す梅の花とともに赤いお年玉袋(アンパオ)が結ばれております。
本物はこの中に小金を入れて子供や従業員にあげるのです。

この日を境にだんだん雨季が明けてきます。
インドネシアには春はありませんが、
うっとうしかった雨季が明けて
からっとした乾季の訪れも近いと、明るい気持ちにさせられます。
今年は偶然日曜日に当たりましたので
遠くからも家族が集まり、大家族で賑やかなお正月を過ごせましょう。
特にジャカルタの華人は大洪水の後だけに
2度と水が来ない様、祈るような気持ちでこの日を祝うでしょう。

日本では春のような天気でした。
春節に先駆けて帰国はしたものの、
あまりの暖かさに首を傾げたくなります。
岡崎公園の桜も蕾が膨らみかけるがごとく見えます。
まだ2月の半ばなのに・・・
原木時代に習った相場観
『厳冬は買い』 
 ・・・曰く、『日本の冬が寒いと南方は雨がキツイ、雨がキツければ丸太は出ない、
     丸太が出なければ品不足で値上がりする、
     よってどんな丸太でも現物が有れば先ず買いつけよ!』
先輩から受け継いだ原木屋の貴重な教えが
エルニーニョ現象のお陰で、
音を立てて崩れて行きます。

それにしても『恭喜発財』とはどんな意味なのでしょう?
いかにも中国人が好みそうな漢字の羅列です。